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恋愛小説No.16「あなたの浮気を知るまでは」
「チャールズ入るわよ」 私は何食わぬ顔で婚約者のチャールズの部屋を開けた。 「え?……」 しかし瞬間、私は目の前の光景に目を疑った。チャールズと女が抱き合っていたのだ。女は私と同じ位の背で、金色の綺麗な髪をしていた。チャールズは彼女の背に手を... -
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恋愛小説No.8「覚えてないと言われましても」
「悪いが、もう俺とは婚約は破棄してくれないか?」 婚約者のフロイトはある日、私を家に呼びだすとそう告げた。突然人生が終わったように口をぽかんと開ける私。上手く頭も回らなかった。 「……え? どういうこと? 何かの冗談?」 数秒遅れて出た言葉に... -
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恋愛小説No.7「婚約破棄?いいですよ?」
「やっと来たか……」 私サラが部屋に入ると婚約者のカルイは不機嫌そうに呟いた。 ぽっちゃりとした体型、全然似合っていない髪型、他人を見下したような態度。 負の三点セットが揃っているカルイをまじまじと見つめながら、私は彼が言葉を続けるのを待った... -
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恋愛小説No.6「妹は私の婚約者に手を出しました」
「マリ! 俺と婚約してください!」 緊張した面持ちのレイスの言葉に私は大きく頷いた。 彼との関係は今に始まったことではなく、それは幼少期から続いていた。いわゆる幼馴染というやつで、友達以上になることはなかったものの、彼の隣にはいつも私がい... -
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恋愛小説No.5「妹は溺愛されています」
両親は妹を溺愛していた。 もちろん初めは私も多少は愛されていたのかもしれない。 だが、妹が生まれてからというもの、両親の愛は妹へ偏るようになっていったのだ。 「ハンナ、あなたはお姉ちゃんなんだから我慢しなさい」 母はことあるごとにそう言った... -
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恋愛小説No.1「人生を捧げる相手は決まってます」
「悪いが婚約を破棄してもらいたい」 唐突に告げられたその言葉に私は身動き一つ取れなかった。 今のは私の聞き違いかしら? 父は婚約を破棄って言ったかしら? 疑問が頭を埋め尽くし、困惑を露わにする。 「えっと……どういうこと……ですか?」 息をするの...
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